笠岡市の市街地で大きな問題となっている臭いを「見える化」します。笠岡湾干拓地から発生する臭気対策として市は、移動式の臭気測定器を使った実証実験をスタートさせました。

今回導入された臭気測定器は、軽自動車に載せられるコンパクトサイズで、臭いの主な成分であるアンモニアや脂肪酸など4つの物質ごとに測定できます。

笠岡市は、干拓地での畜産業が盛んで1万頭以上の牛が飼育されていることから、牛ふんなどから発生する臭気が市街地に流れ込み、大きな問題となっています。市は、2025年度から臭いを吸着するシートを農場に設置したり、干拓地と市役所の2カ所で臭気の定点観測などを行ってきましたが、大幅な改善には至っていません。

市は、今回導入した測定器を車に載せ、週に2~3回干拓地で定期的に測定します。また市民から多くの報告が寄せられた時などにも測定を実施。どの場所で、どの成分の濃度が高いかを数値化し「臭気の見える化」を図ります。

(笠岡市 栗尾典子市長)
「こういう作業をしている時に臭いが強いとか、農家はこういう臭いを修正しなければいけない部分があるということが「見える化」によってはっきりしてくると思う。そうしたことで対策を打ちやすいということで期待をしている」

市は、2027年2月まで実証実験を続け、得られたデータを畜産農家に対する臭気の抑制指導などに生かすことにしています。

岡山放送
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