コロナ禍で運動する機会が制限されたことなどによる子供の体力低下が深刻化しています。子供たちに運動を好きになってもらおうと岡山県内の小学校教師を対象とした実技研修会が開かれました。
研修会には岡山県内の小学校教師約60人が参加しました。研修は全部で3回、初回のテーマは「陸上運動」です。身体教育学を専門とする新見公立大学の渡部昌史教授が子供たちが楽しみながらも「走り」に大切な姿勢を身に付けることができる準備運動を紹介しました。
(新見公立大学 渡部昌史教授)
「私が「1」と言ったらその間に立って座る」
(参加した教師)
「体を動かすことは豊かな心や体の育成に欠かせないものだと子供たちに伝えていきたい。」
子供の体力低下は、将来的に国民全体の体力低下につながり、生活習慣病の増加やストレスに対する抵抗力の低下などを引き起こすことが懸念されています。
文部科学省が毎年、実施している体力テストによりますと岡山県の小学校では男子は5年連続で全国平均を上回っているものの、コロナ禍前の水準まで回復していないことが分かります。
一方、女子も過去3年は全国平均を上回っているものの男子と同じくコロナ禍前の水準まで回復していません。研修は、子供が運動を楽しいと思える環境づくりを進め、運動を習慣化させることが狙いです。
(岡山県教委保健体育課 浦川靖弘副課長)
「運動をする子供は自主的にやっているがコロナ禍で運動をしない子供はしないという傾向が強くなっている。しない子供がいかに運動を好きになって自主的に習慣化につなげていくかが大事」
岡山県教委はこうした研修を通して、子供の体力向上を図るとともに教師の指導力の底上げも図りたいとしています。
