新たに逮捕・送検されたのは“神の取次者”を名乗る男の母親でした。

監禁の疑いが持たれているのは、横浜市の会社役員・村上恵美容疑者(75)。
逮捕前のインタビュー取材に対して、監禁について「違うんです。監禁なんてどうやってできるのよ。晴天の霹靂(へきれき)」と否定していました。

恵美容疑者は自らを“神の取次者”と称する息子の村上有容疑者ら7人と共謀し、10代の男性を横浜市内の住宅に監禁した疑いが持たれています。

恵美容疑者と有容疑者の2人は親子でコンサルティング会社を経営していて、有容疑者は母親のことを“会長”と呼んでいたといいます。

母親の恵美容疑者は逮捕前、自宅で「イット!」の取材に応じていました。

眼鏡をかけ、マスク姿でカメラの前に立った恵美容疑者。
容疑とされる監禁について尋ねると、次のように答えました。

逮捕前の村上恵美容疑者:
監禁なんかしてません。監禁なんてできると思いますか、赤ちゃんじゃあるまいし。(男性は)自分で勝手に出て行ったんですよ。言いたい放題デタラメを言っている。こんなところに監禁なんてしてません。何を…。

監禁現場とされるのは恵美容疑者の自宅の隣。
有容疑者ら7人は監禁を始めたあと「会長がいないと話が進まない」といい、恵美容疑者を現場に呼んだということです。

その後男性を下着姿にして取り囲み全裸で寝かせるなどしたうえ、バリカンで髪を“逆モヒカン”にしたとみられています。

恵美容疑者はインタビュー取材で、息子が逮捕された6月9日に警察の捜索を受けたとも話していました。

逮捕前の村上恵美容疑者:
(警察官が)20人ぐらい来た。(Q.いつ?)9日の朝7時ごろ。(自宅に)入り込んできて、なんですかと言ったら、(警察官が)「監禁容疑で…」と、えっなんのことと言ったが…。なんの話だと思ったわけ。なんでそんなことされないといけないと。

この監禁事件は2組の家族の間で起きました。
被害男性の父・辰己勝容疑者の会社の経営が悪化した際、助言を受けたのが“神の取次者”を名乗る有容疑者。

辰己容疑者は有容疑者を“有先生”と呼び、精神的な依存を続ける中、10代の息子を更生させる目的で有容疑者に預けたということです。

逮捕前の村上恵美容疑者:
(男性の)目を見て、目を見て、私はこの子は直らないと思ったわけ。でも先が見えるから、うちの子は。「やめなさい」と私が言っているのに引き取ったりしない、普通は…。(Q.そもそも引き取るつもりはない?)当たり前です。

恵美容疑者について付近の住民は、「(Q.子どもも宗教?)やってるんじゃない。親があれだけ一生懸命だから。この家が新興宗教やってるんだなと。結局、玄関入っていくと何かまつってあるわけだから」と話しました。

恵美容疑者は10代の被害男性を霊媒したといいます。

逮捕前の村上恵美容疑者:
1回や2回で直るものではない。時間がかかる。魔法ではないから、分かります?

警察は捜査に支障があるとして容疑者8人の認否を明らかにしていません。

関西テレビ
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