笠岡市の市民病院で、複数の看護師が上司からパワハラを受けたと訴えていた問題で、実態調査を行っていた市の委員会は、一部の言動をパワハラ行為と認定する最終報告書をまとめました。
(最終報告)
「民間病院出身の病院事業管理者が厳しい経営改善に取り組み、一定の業績を上げた中で、看護師の負担増大や一般看護師と管理職との間の信頼関係の棄損などによりいわゆる風通しの悪い状況になっていた背景があった」
この問題は、笠岡市立市民病院で看護師が上司からパワハラを受け、退職者が相次いでいるとして、2025年6月に市が対策委員会を設置し、実態調査を行っていたものです。
最終報告書によりますと、16人から申し出のあった96件の対象事案のうち10件について「威圧的な指導を繰り返し精神的な攻撃をした」などとしてパワハラ行為と認定しました。
今回の調査結果を受け市民病院は、パワハラ行為を行っていた職員2人と管理監督者である管理局長に対し口頭で注意したということです。
(笠岡市 栗尾典子市長)
「こういう案件が非常に長く処理するまでにかかってしまい、市民や職員に不安を与えたことは本当に残念。心理的安全を確保するということで風通しの良い職場を一緒になって作っていきたい」
市民病院は、今後専門機関による研修を実施したり、職員に定期的にアンケートを行うなどしてパワハラ防止に取り組むとしています。
