短時間の大胆な手口により1600万円近い被害が出た岡山市中心部の衣料品店の窃盗事件。全国で店舗を狙った粗暴な事件が相次ぐ中、警察は「自分事」として防犯対策を見直すよう呼びかけています。
レジから現金をつかみ取る帽子をかぶった男。その後、ショーケースを蹴って壊し、中から商品を乱暴に奪います。
犯行の一部始終を記録した店舗の防犯カメラの映像です。4月27日未明、岡山市北区中山下のセレクトショップ「Refine Okayama」に侵入し、現金約30万円と衣料品201点、合わせて約1550万円相当を盗んだ疑いで、6月9日、18歳から20歳の建設作業員の男3人が逮捕されました。
◆ショーウィンドウをバールで割って侵入した形跡が…店舗のオーナーが目撃した被害の状況
(長尾龍希アナウンサー)
「事件は天満屋岡山店(岡山市北区表町)にほど近い、こちらのセレクトショップで起こりました。日中は人や車が行き交う通りです。男3人はショーウィンドウのこのあたりをバールで割って侵入したということです」
まちの中心部で起こった事件。店舗のオーナー、荒木佑也さん(36)は当日、警備会社からの連絡を受け、急いで現場に向かいました。
(Refine Okayama 荒木佑也さん)
「午前3時半くらいの犯行で4時くらいに僕が来た、その時に警察や鑑識が来ていた。足跡が付いてガラスに穴が開いている状況だった」
犯行時間はわずか5分。大胆で素早い手口から警察は、全国で相次ぐ闇バイトなどをきっかけにした匿名・流動型犯罪グループによる犯行の可能性がないか調べています。
◆時間をかけて大事に買い取った商品が…万全の防犯対策もむなしくオーナーは衝撃を隠せず
一方、被害に遭った荒木さんは衝撃を隠せません。
(Refine Okayama 荒木佑也さん)
「何百点と取られて被害額もすごかった。(商品は)時間をかけて大事に買い取っているものなので、短時間で取られるのは何とも言えない」
この店舗では、警備会社と連携した4つの防犯カメラを設置。商品には防犯タグを付けるなど対策は万全だったとしています。
◆「対策に100%はない」全国で発生する事件を“自分事”に…岡山県警が呼び掛ける「防犯力アップ」のポイント
ただ、店舗を狙った様々な手口の事件が相次ぐ中、対策に100%はないとして警察は、改めて防犯を考えてほしいと呼びかけています。
(岡山県警犯罪抑止対策室 馬場健史室長)
「全国的に起きている事件を“自分事”として考えるのが第一歩。 防犯カメラの設置を検討するとか 初動状況を平素から確認する。ショーケースに防犯性能の高いものがある。また、非常通報装置など様々な防犯対策を組み合わせることで防犯力アップさせるのがポイント」
警察は、防犯対策の強化を呼びかけるチラシを店舗に配るなど注意喚起を続けるとしています。