イギリス・ロンドンで開催されている展示会。
テーマは“裏原ブーム”の立役者です。

イギリス・ロンドンにできていた長い行列。
そのお目当ては、日本のデザイナーNIGO氏が手がけたスニーカーやTシャツ、そして30年以上のキャリアを振り返る回顧展「NIGO:From Japan with Love」です。

NIGO氏といえば、ストリートファッションブランド「A BATHING APE」の創業者として、1990年代の“裏原宿系ファッションブーム”をけん引したデザイナーです。

2010年に立ち上げた「HUMAN MADE」は2025年11月に上場し、アパレルのほか雑貨や飲食ライセンス事業なども展開。
海外の大物アーティストをアドバイザーとして起用するなど、売り上げの64%を海外が占めています。

今回の回顧展ではBAPEやHUMAN MADEに加え、自身が制作した陶芸作品など700点以上が展示され、その中にはNIGO氏が影響を受けた日本文化を紹介するブースもあります。

原宿、そして“裏原”の説明書きもあり、原宿駅を中心にアパレルショップがどのように並んでいるのかそしてファッション文化がどのように浸透していったのかが書かれています。

さらに、漫画やゲームなどNIGO氏が所有するコレクションを展示したブース、10代の頃に過ごした部屋を再現した空間もあり、どのようなカルチャーに囲まれて育ってきたのかをたどって、そのルーツを探ることができます。

会場を訪れたファンからは「NIGO氏は長年にわたり本当に多くのことを成し遂げてきたが、それを1カ所でまとめて見ることができるのは素晴らしい」「NIGO氏が大好きなので、オタクになって情報をたっぷり吸収しにここに来た。彼は私の人生のアイコンであり憧れの存在」「まるで2000年代初頭にタイムスリップして子ども時代を思い出し、彼の最近の作品や人間としての成長を見ているような気分」といった声が聞かれました。

東京のサブカルチャーを世界的なファッション文化に広げたNIGO氏。

デザイン・ミュージアム側は「NIGO氏は原宿の裏通りからキャリアをスタートし、今では世界中にファンを持つ存在となった。これは私たちにとって非常に興味深い話。私たちはNIGO氏の変革をもたらすデザインの可能性に関心がある。ここで彼のコレクションをのぞくことは、20・21世紀のデザイン史と捉えることができる」と説明しました。

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国際取材部
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