ドカ雪で知られる大蔵村・肘折から春の風物詩の話題。冬の間休んでいた名物の「朝市」の営業が再開し、温泉街が活気に包まれた。
20日午前5時半。
お母さんたちがたくさんの荷物を路上に並べていく。
中から出てきたのは、朝市の主役「山菜」。
(朝市のお母さん)
「今年は山菜が出るのが早い。“アイコ”とか“クワダイ”」
2026年は雪解けが早く、3メートルを超えるドカ雪が降った温泉街の雪もすっかり消え、山々では2週間ほど早く山菜が出始めた。
名物の朝市は午前6時に始まり、「待ってました」とばかりにオープンと同時に多くの人が訪れた。
お目当ては、もちろんコゴミ・フキノトウなど採れたての山菜。
5月に入らないとお目にかかれない山菜も並び、温泉街は久しぶりに活気に包まれた。
(北海道から)
「良い日に来た。初日と知らないで来たので。寝ていたら皆さんの声で起こされて『行かなくちゃ!』と思って来ました。たくさん買っていきます」
「これは何ですか?」
「コブイモと言って…食べてみろ」
気さくなお母さんたちとのこうしたやりとりが肘折の朝市の一番の魅力。
「あったかい。おいしい」
「煮ても天ぷらにしても良いし、つぶしてサラダにしてもおいしい」
(埼玉から)
「朝からこんなにおいしいものもらって。食べ物もおいしいし、温泉も最高で良いところ」
「“日本のあったかいもの”がまだ残っていたんだと思いほんわかする」
「いっぱい買った。コゴミとか。また来る!」
「また来いな。元気でな。待ってるな。笑」
大型連休は宿泊予約でいっぱいの肘折温泉。
朝市は12月10日まで毎朝開かれ、5月~8月まではスタートを30分早め午前5時半から。
初日の20日、肘折朝市組合のお母さんたちは6人だったが、全部で12人いて、常連客の中にはそれぞれに“推し”がいるそう。