長野県北部で4月18日に発生した地震。大町市で最大震度5強、長野市でも最大震度5弱を観測しました。今回の地震について地質学の専門家は、「糸魚川ー静岡構造線断層帯や、関連する断層が動いたことが原因」と指摘し、今後も同じ地域で同じ規模の地震が起きる可能性があると話します。
信州大学・地域防災減災センター・大塚勉特任教授:
「墓石の転倒や山の斜面につくられた人工地盤の脆弱な部分に亀裂が入っているなどの変状は限定的だが、見いだすことができた」
地質学が専門の信州大学の大塚勉特任教授です。
4月19日、被害があった大町市美麻地区を中心に現地調査しました。
今回の地震について、「糸魚川ー静岡構造線断層帯や、関連する断層が動いたことが原因とみられる」と指摘します。
大塚教授:
「これが『糸魚川ー静岡構造線』、木崎湖、青木湖と大町の北にも通る。今回は2つ地震があり、M5.0と5.1。(糸静線は)地図上では震源地の西側にあるが、断面図にすると、東側に傾いていて、ほぼ真上で逆断層の活動が発生して地震が起きたと」
「糸魚川ー静岡構造線」は2014年に最大震度6弱を観測した神城断層地震や1年前の同じ日に大町市で最大震度5弱を観測した地震にも関連していると言います。
信州大学・地域防災減災センター・大塚勉特任教授:
「中信から北信にかけての糸魚川ー静岡構造線沿いでは中規模、大規模な地震が起こっていると言える。今後もこの地域で同様の地震が引き続き発生してもおかしくないものとしてとらえておくのがよい」
気象台によりますと、同じ震源域では、4月20日も震度1以上の地震が5回発生しています。
気象庁も「今後1週間程度は同程度、さらに強い揺れが起こる可能性がある」として引き続き注意を呼びかけています。