4月18日に長野県北部で発生した地震。大町市で最大震度5強、長野市でも最大震度5弱を観測しました。人的被害は確認されていませんが、住宅など少なくとも48棟で瓦が落ちるなどの被害がありました。
18日午後1時20分ごろ、県北部を震源に発生した地震。
大町市美麻で震度5強、長野市中条で震度5弱、大町市八坂、長野市大岡などで震度4を観測しました。
地震発生当時、北アルプスで遭難救助にあたっていた県警の隊員のカメラ映像です。
揺れによって、近くで落雪が発生しましたが、隊員にけがはありませんでした。
美麻地区では、建物の中の物が倒れるなどの被害が相次ぎました。
手打ちそば店の女性:
「何事が起きたかと思っているうちに(揺れが)止まったけど揺れ方がすごかった」
地震の揺れについて聞いていると―。
手打ちそば店の女性:
「ほらこんな感じ…大きく揺れる」
大きな揺れの後、緊急地震速報が鳴り響きました。
18日午後2時54分にも長野市中条、大町市八坂、大町市美麻で最大震度5弱を観測しました。
手打ちそば店の店員:
「ひどい。どうしよう」
美麻地区のそば店では、厨房にあった皿が割れるなどの被害があり、スタッフが片付けに追われました。
隣にある酒店でもー。
手打ちそば店の女性:
「50年前の古酒、全部割れた。見た通りですよ。1回目の揺れよりも2回目のほうがえらかった。めちゃくちゃだね。みんな壊れた」
美麻の道の駅でも、1回目の地震の揺れでグラスが割れた他、棚の商品も散乱しました。
道の駅の店員:
「揺れました。本当に、めまいがして、どうしたんだろうというくらい揺れた」
1回目の地震から1時間半後、再び大きな揺れが―。
(リポート)
「今大きな揺れが起きました。大町市美麻です」
陳列しなおしていた商品も再び倒れてしまいました。
店員:
「あの辺もまた倒れていますね、ショーケースが。先ほど直したんですよ、また倒れていますので」
(リポート)
「斜面に面した墓地ですが、墓石がいくつも倒れてしまっています」
美麻地区では、このほか、墓石や灯油タンクが倒れる被害も。
住民:
「2回目の(揺れの)方が大きかった。もう(タンクの)脚が曲がっちゃっているので、地震で押されちゃった」
大町市八坂の覚音寺では、2度の揺れで、境内にある高さ1メートルほどの石仏が倒れました。
本堂では札が落ちたり、壁のしっくいがはがれる被害も。
覚音寺では、1年前の同じ日の地震でも重要文化財の仏像が倒れ、破損する被害がありました。
覚音寺の住職:
「本堂の重要文化財は大丈夫でした。去年は縦に大きくドスンときたが、その後に揺れ、今回の場合は横揺れですね、1回目の50秒はちょっと」
地震から一夜明けた4月19日、大町市八坂では市の職員などが被害の確認に追われていました。
住民:
「ここが完全に鉄の上に落ちて乗っちゃっていて、これ(窓が)1ミリも動かない」
こちらの住宅では壁がずれ落ち、窓が動かなくなっていました。壁にはヒビも。
住民:
「夜中に4、5回あった余震でまたずれたんじゃないかと。どんどんヒビが開いている状態」
県によりますと、地震による人的被害は確認されていませんが、大町市と生坂村、松川村、長野市で住宅など少なくとも48棟で、瓦が落ちたり、壁にヒビが入ったりするなどの被害が確認されています。