宮崎県消防学校に女性専用「ひなた寮」が完成した。全国6例目の整備で、半個室化や個別の浴室完備などプライバシーに配慮。県内女性消防士は5年で倍増しており、新寮の誕生でさらなる活躍推進と入職増が期待される。

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宮崎県消防学校に女性消防士専用の寮「ひなた寮」が完成し、落成式が行われた。

女性消防士の活躍を後押しし、より安心して職務に専念できる環境を整備することが目的で、全国でも6例目の取り組みとなる。これまで男女共同で使用されていた「ひむか寮」の隣に建設された。

木造2階建ての「ひなた寮」は半個室の6人部屋になっているが、それぞれのベッドと机が仕切りで区切られていて、プライベートが確保された空間となっている。

浴室も個室のユニットバスやシャワールームも整備され、プライバシーに配慮した設計が特徴だ。

ひなた寮の浴室を絶賛する相澤遥菜さん
ひなた寮の浴室を絶賛する相澤遥菜さん

串間市消防本部 相澤遥菜さん:
「お風呂が一つずつなのがびっくりしました。良いですね。めっちゃ良いです」

宮崎市消防局 山口祥子消防司令補:
「県内産の木材がたくさん使われていて、温かい感じの寮に変わっているなというところと、一度にたくさんの人が入れるようになると思いますので、今後女性の活躍の推進につながるのかなと思います」

県内の女性消防士は2023年4月1日時点で27人。過去5年間で倍増したものの、全体に占める割合は2.21%と依然として低い状態が続いている。

女性消防士の入職を呼びかける本田浩樹校長
女性消防士の入職を呼びかける本田浩樹校長

県消防学校 本田浩樹校長:
「こういう施設もしっかりできましたので、ぜひこの世界に興味を持っていただいて、どんと飛び込んでいただきたいと思っています」

消防学校に女性専用の寮が整備されるのは全国で6例目となる。

全国でも数少ない女性専用寮の誕生は、宮崎の消防に新しい風を吹き込む大きな一歩となった。県産材の温もりとプライバシーに守られたこの場所が、過酷な訓練に励む女性たちの心強い「ホーム」となり、地域の安全を守る新たな力の育成を力強く支えていくことが期待される。

(テレビ宮崎)

テレビ宮崎
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