アメリカ国務省は8日、イランへの攻撃を開始した先月28日以降、アメリカ人およそ3万2千人が中東地域から脱出したと発表しました。
これまでにおよそ20便のチャーター機を手配し、数千人のアメリカ人を退避させたとしています。
アメリカ政府はイランを始め、エジプト、オマーン、サウジアラビア、クウェートなど15の国と地域に滞在するアメリカ人に対して「ただちに退避するよう」呼びかけています。
国務省は「中東地域の商用フライトは手配しやすくなった」としながらも、引き続き、陸路および空路でアメリカ人の退避を支援するとしています。
イギリス政府は、中東地域に滞在するおよそ13万人のイギリス人などを対象に、オマーンを拠点にチャーター機を運航しています。
オーストラリア政府は周辺地域に退避勧告を出していますが、9日現在、まだおよそ10万人が地域に残っているとみられています。
世界各国の中東からの退避者は50万人以上にのぼり、2011年の「アラブの春」以来の歴史的な退避作戦が行われているとみられます。