岩手県と盛岡市は3月3日、県央保健所管内の高齢者施設と盛岡市内の教育保育施設で、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生があったと発表しました。
高齢者施設で13人、教育保育施設で34人の合わせて47人が嘔吐や下痢などの症状を訴えているということです。
県によりますと、2月26日に県央保健所管内の高齢者施設(利用者65人・職員42人)から、複数の利用者と職員に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、2月22日から2月26日にかけて、利用者8人と職員5人のあわせて13人に嘔吐や下痢などの症状があったことが確認されました。
糞便検査を実施した結果、症状のある3人からノロウイルスが検出されました。
症状のある人は回復傾向にあるということです。
保健所の調査では、施設の食事を原因とする食中毒の可能性はないと判断し、手洗いや消毒方法などの二次感染対策の指導を行いました。
また盛岡市によりますと、2月19日に市内の教育保育施設(園児・職員計250人以上)から、複数の園児に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、2月13日から2月27日にまでに、園児32人、職員2人のあわせて34人に嘔吐や下痢などの症状があったことが確認されました。
糞便検査を実施した結果、症状のある7人からノロウイルスが検出されました。
症状のある人は回復傾向にあるということです。
保健所の調査では、排泄処理後の消毒や手洗いに一部不十分な点があったと推察され、給食を原因とする食中毒の可能性は低いと判断し、手洗いの徹底などの二次感染対策の指導を行いました。
県内では2025年度、3月3日までにノロウイルスやロタウイルスなどによる感染性胃腸炎の集団発生が70件報告されています。これは前年同期の66件を上回っています。
県は感染対策として、用便後や調理前、食事前の石けんでの十分な手洗い、食品の十分な加熱調理(85~90℃・90秒間以上)、嘔吐をした場合は部屋の換気を十分に行いながら、マスクやビニール手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒することなどを呼びかけています。
※県央保健所管内は八幡平市・滝沢市・雫石町・葛巻町・岩手町・紫波町・矢巾町
(岩手めんこいテレビ)