森七菜の“告白”に松たか子ビックリ

映画『ラストレター』の完成披露舞台挨拶が12月19日に東京・内幸町で行われ、松たか子さん(42)、広瀬すずさん(21)、森七菜さん(18)、岩井俊二監督(56)が登場した。

 
 
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この作品は、手紙の行き違いをきっかけに始まった2つの世代の男女の恋愛を描いた物語。

 
 
 
 

『天気の子』の声優などで注目度急上昇中の森七菜さんは、松たか子さん演じる岸辺野裕里の高校時代を演じた。

 
 

森七菜:
テレビとかドラマとかを見ながら松さんのしゃべり方、しぐさを研究しました…実は

 
 

森七菜:
表情とか笑い方とか、少し特徴が…なんか…(森七菜さんの話を聞く松たか子さんを見て)今のような(笑)

 
 

森七菜:
でも、なかなか掴むことができなくて。役柄によって、松さんは同じ方なのに全然違う特徴だったりするんですよ。言葉でも説明できないくらい難しかったです

ーー松さん、それを聞いていかがですか?

松たか子:

本当に彼女の貴重な時間を私の観察にあてていただいて、ありがとうございました。個人的に知りたいですけど、その特徴…はい(笑)

 
 

また、「ずっと恋しているものは?」という質問に、森七菜さんは「広瀬すずさん」と即答。共演にあたってその気持ちを隠し、撮影終了後に手紙で「ずっとファンでした」と伝えたという。しかし、マネージャーから話を聞いていた広瀬すずさんからは「知ってたよ」と言われたと、微笑ましい撮影裏話を明かした。

松たか子が振り返る亡き井上ひさしとのエピソード

めざましテレビは、イベント後の松たか子さんと広瀬すずさんにインタビュー。映画の内容にちなんで、今までもらった手紙の中で印象的だったものを教えてもらった。

 
 

松たか子:
前に劇作家・井上ひさしさんのお芝居に出て。お芝居が終わってから、井上さんからお手紙をいただいて。「すごくよかったです。台本がギリギリで遅れてごめんなさいね」と…

 
 

松たか子:
自分の(書いた)お芝居を「おもしろかったですね」とか、いちお客さんみたいに楽しんでいらして。そういう姿とかがその手紙を読むと思い出されて。その後ちょっとして亡くなられちゃったのかな…すごく今では大事な手紙ですね

 
 

厳しい演技指導で有名な李相日からの手紙に広瀬すずは…

一方の広瀬すずさんは、2016年公開の映画『怒り』の李相日監督から撮影後にもらった手紙が印象的だったそうで…

広瀬すず:
(撮影中)いろいろ怒られたし、今まで言われなかったようなことをズバズバ言われて

 
 

広瀬すず:
やっと映画が終わった後にお手紙をいただいて、4枚かな?書いてあって。1枚目めちゃめちゃ褒めて、うれしいことが書いてあって。口では伝えられないから手紙にしてくれたんだなと思って2枚目読んだら…

 
 

広瀬すず:
1行目に「…と言うとでも思いましたか」って…

松たか子:
えぇー!?

 
 

広瀬すず:
クソー!チクショー!ってなって(笑)

 
 

広瀬すず:
(厳しい言葉を)ぶつけられることってどんどん減ってくるので、ありがたいなと思って

 
 

軽部真一アナウンサー:
厳しいことで知られる李相日監督ですが、ユーモアのセンスもあるんですね

永島優美アナウンサー:
愛情ゆえということですね。でも、この年齢でその手紙を「ありがたい」と言える広瀬すずさんもすばらしいですね

映画『ラストレター』は、2020年1月17日公開。


(「めざましテレビ」12月20日放送分より)