“世界で最もクールな百貨店”が日本橋に初上陸
この記事の画像(9枚)24日、報道陣にお披露目された、9月27日に日本橋でオープンする商業施設「COREDO室町テラス」。
約30のテナントが入るこの施設で注目を集めるのは、世界で最もクールな百貨店と評される台湾発の大型ショップ「誠品生活」。
体験を楽しむ“コト消費”
中国や香港などで49店舗を展開する「誠品生活」では、台湾茶から作られた香水を取り扱うブランドや、10万冊の書籍を扱う大型書店など、およそ50の台湾ブランドが集結している。
中でも、力を入れたのが体験を楽しむ“コト消費”。
あるセレクトショップでは、色の糸を自分で選んで組み合わせ、5分ほど自転車をこぎ続ければ、自分だけのオリジナル靴下を作ることができる。
さらに、台湾茶を使ったカクテルなどを提供するサロンでは、今後、お茶教室が開かれるという。
体験に力を入れる「誠品生活」。
タピオカドリンクなどで人気を集める台湾について、店舗を通じさらに発信したい狙い。
誠品生活ジャパン ルーシー・パン氏
近年は台湾ブームが結構あって、実は台湾ではもっと素晴らしいものがあるので、今回は台湾の良いものを日本に紹介したい。
一方、2004年開業の「COREDO日本橋」を皮切りに、日本橋の再開発を進める三井不動産。
今回、オープンする「COREDO室町テラス」の位置付けについては…
三井不動産・牛河孝之アーバン事業部長
以前はどちらかというと働く場所だったので、ワーカーさんが中心だったのが、幅広く商業エリアとしても認知されてきている。これを、僕らとしては今回さらにそれを進化させる。もう一段階、幅広い客に感動して体験してもらうために、今回プランをまとめあげた。
特定の都市に集中してエリア全体を再開発
三田友梨佳キャスター :
日本橋エリアの再開発を進める三井不動産の狙いについてどう思われますか?
キャスター取締役COO・石倉秀明氏:
ここ数年、三井不動産は再開発するオフィスビルや商業施設を80%以上、特定の都市に集中させてエリア全体を再開発することを戦略的にやっています。
エリアの価値が上がれば家賃も上がるので会社として利益が成長する側面があります。中でも日本橋や八重洲エリアを中心とした中央区というエリアは、特に集中していて特徴的なエリアでもあります。
三田友梨佳キャスター :
日本橋エリアはこれから大きく変わっていきそうですね。
キャスター取締役COO・石倉秀明氏:
そうですね。「誠品生活」を誘致したことによって海外のお客様が日本橋に観光で来ることが増えてくると思う。そうすると観光地としての日本橋の価値が上がり、観光客を取り込みたいテナントさんを安定的に獲得できる。
また、三井不動産はアジアを中心に商業施設を積極的に展開しているので、そうゆう国の方々に三井不動産の商業施設を認知してもらうことも目的の一つなのではないかと思います。
三田友梨佳キャスター :
私は日本橋で生まれ育ちましたが、以前の日本橋は土日が休みの老舗の店が多い印象がありました。再開発による大型店の建設は集客力に繋がると思いますし、今後も再開発が進むことで街の印象ががらりと変わるのかもしれません。
(「Live News α」9月24日放送分)