疑似登山で登頂成功!難病を抱える女性の登山の夢を叶えたロボット「OriHime」

カテゴリ:国内

  • 難病を抱え手足を自由に動かせない女性の夢は登山
  • ロボットを使って疑似登山を体験
  • 女性「みんなで登り切ったという達成感をとても感じた」

難病を抱える女性の夢は登山

ロボット:
こんにちは!

まるで人の魂が宿っているかのようなロボット…その中にいるのは難病の女性。

大山を望む鳥取県南部町。この町に住む19歳の岩田真帆さんは生まれながらに患った難病の影響で手足を自由に動かせない。真帆さんの病はメロシン欠損型先天性筋ジストロフィーで時間の経過とともに筋肉が衰える病気で日本では1000万人に1人が発症すると言われている。

手足を動かすことのできない真帆さんが叶えたい夢。それは大山登山だ。

岩田真帆さん:
登る道がどんな風になっているのかが気になる。頂上から眺める景色も楽しみ。

なぜ大山を登りたいのか聞いてみると…

岩田真帆さん:
小学校5年生の時にみんなは登った。「きれいだったよ」とか「疲れたよ」とかいろんな感想を聞いたが、私は登ることができなて諦めていた。

岩田さんの登山を叶えるロボット「OriHime」

真帆さんの夢を実現させようとしているのは、東京のIT企業が開発した分身ロボットの「OriHime(オリヒメ)」OriHimeは搭載されたカメラやスピーカーさらには動作をインターネットで接続したタブレットを使い操作することによって、離れた場所でもコミュニケーションが取れるロボットだ。

OriHimeを通してその場所にいるかのような体験が出来ることから病気で学校に通えないこどもたちの授業参加に活用されている。

真帆さんとOriHimeとの出会いは2018年12月。体に障害を持つ人がロボットを操作して働くことができるカフェの様子をOriHimeを通して見学したことがきっかけだった。

岩田真帆さん;
実際にロボットを使って移動していてすごいなと思った。

OriHimeを使って登山を開始

今回、米子市のIT企業のサポートで日本で初めてオリヒメを登山に活用する。登山当日はOriHimeを持ったスタッフが実際に大山に登り、自宅の真帆さんがその映像を見ることで疑似的な登山を実現させる。

スタッフ:
真帆ちゃん登山道入るよ~

生まれて初めて目にする大山の登山道。思わず辺りの景色を見渡す。

まずは一合目に到着した。

岩田真帆さん:
本当だ。1合目

真帆さんも喜びを表現する。登れば登るほど険しさを増す山道、OriHimeを通して真帆さんも自分の足で登っている感覚になったようで…

岩田真帆さん:
いやー、すごいな。岩じゃん!岩だよ普通に。

山頂を目指す道中は新しい発見の連続だ。鳥の鳴き声が聞こえる。

スタッフ:
花は綺麗ですか。

岩田真帆さん:
はい。きれいに見えます。鳥の鳴き声が聞こえます。山ですね。

ただ、途中で心配な出来事があった。

スタッフ:
下の景色見れる?

岩田真帆さん:
見れない…音声が…

ネット回線が不安定で映像や音声に不具合があった。しかし、開けた場所にやって来るとその不安は解消された。

岩田真帆さん:
空と山がめっちゃ綺麗です。

登山中は人の温かさにも触れた。

登山客:
こんにちは~!

岩田真帆さん:
こんにちは。

登山客:
すご~い頑張って!

ついに登頂のときが訪れる

約3時間半の道のり。そしてついにその時が訪れた。

岩田真帆さん:
山頂?

山頂の施設の工事のため、山頂手前200メートルまでしか行けなかったが、諦めていた夢を叶えた瞬間だ。ここで真帆さんから提案があった。

岩田真帆さん:
みんなの写真を撮りたい。はいチーズ。

スタッフ:
登頂バンザーイ!

日本初の挑戦でもあったOriHimeを使った大山登山。夢を叶えた真帆さんは…

岩田真帆さん:
登山が終わってみんなで下山しているときに、みんなで登り切ったという達成感をとても感じた

最後はOriHimeを使って…

岩田真帆さん:
達成感でバンザイするような気持ちです

(山陰中央テレビ)

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