東京ドームに10万人が集結!巨人戦でもアイドルのコンサートでもなく公明党の集会

カテゴリ:国内

  • 公明党が参院選に向けた首都圏での決起集会
  • 政党が東京ドームで集会をするのは異例
  • 公明党が嫌う衆参ダブル選挙の行方は?

公明党が東京ドームで開いた参院選の決起集会

6月5日、東京ドームの入場口は人で溢れていた。行列している人たちの目的は巨人戦でも人気アイドルのコンサートでもない。
開催されたのは、「公明フォーラム2019 in 東京ドーム」。夏に行われる参議院選挙に向けた公明党の決起集会だった。

一部と二部に分けて行われた集会には主に首都圏から集結した党員や支持者など総勢約10万人が参加した。観客席はもちろん満席、マウンドにも簡易の椅子が置かれ、ドームは超満員となった。

集会はマスコミ完全シャットアウトで行われたが、関係者によると、太田昭宏前代表が次期衆院選における選挙区からの出馬を見送ったことに伴い東京12区の後継候補者となった岡本三成衆議院議員のあいさつから始まったという。

その後、歌手による歌、参議院選挙の候補者による決意表明と続き、自身も候補者である、山口代表があいさつした。山口代表は、公明党が政権の安定や政治の信頼醸成に寄与していると訴え、参院選の勝利に向けた一致団結を呼びかけ、最後に会場一体となっての「エイエイオー」で締めくくられたという。

公明党・山口代表(4日)

政党が、巨大なキャパシティを誇る東京ドームで集会を開くのは異例のことで、関係者は「他の会場が埋まっていたためだ」と説明するが、公明党のこの参院選にかける意気込みがうかがえる。

実は公明党は近年、支持者の高齢化が進んだこともあり、集票力の低下が指摘されている。そこで今回の参院選では巻き返しを図るべく、比例で少なくとも700万票以上獲得という目標を掲げていて、先月に情勢の厳しい兵庫選挙区に絞った決起集会を開催したのに続き、今回の東京ドームでの集会では首都圏での組織引き締めを図った形だ。

東京ドーム

永田町では解散風、公明党の警戒は強まる・・・

一方、集会に関して注目されたのは、永田町で憶測が広がる、参院選に合わせて衆議院を解散して総選挙を行う「衆参ダブル選挙」への言及だったが、山口代表がこの日、触れることはなかった。

公明党は、「衆議院の解散は総理の専権事項だ」としながらも、投票が複雑になるため支持者の混乱を招くことや、解散した後に政府・与党のスキャンダルが発覚した場合のリスクをあげ、衆参ダブル選はやるべきではないとの立場を貫いている。なにより、公明党の支持母体である創価学会の反対は強い。

しかし、6月に入ってから、安倍首相が自民党の二階幹事長や岸田政調会長と立て続けに会談を行ったほか、麻生財務相も安倍首相にダブル選挙を行うよう進言しているとされる。

永田町では衆参ダブル選挙に向けた環境整備だとの憶測が広がっていて、東京ドーム集会でその結束力の強さをみせつけた形の公明党が今後、ダブル選への警戒を強める立場から、どのような動きを見せるのか注目される。

(フジテレビ政治部 与党担当 寺田晃子

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