韓国の尹錫悦政権の姿勢を批判し、断食を続けてきた最大野党の代表について、きょう国会で逮捕同意案が可決された。

最大野党「共に民主党」の李在明代表を巡っては、過去に北朝鮮への不正送金に関与した疑いなどで検察が今月18日に逮捕状を請求していた。
現職の国会議員である李代表の国会会期中の逮捕には国会の同意が必要なため、きょう採決された結果、賛成が過半数を超え、逮捕同意案は可決された。
「共に民主党」が持つ167の議席に対し、反対票が136票にとどまったことから、多くの造反があり、李代表の求心力低下が露呈した形で、来年4月の総選挙への影響も予想される。

李代表は、福島第一原発の処理水放出などへの尹政権の対応に抗議し断食を続けていて、現在は健康状態の悪化により入院している。
近く裁判所が李代表の逮捕状を出すかどうか審査を行う。