スペイン中部で起きた高速列車事故で、追突された列車の運転士が、事故の5分前に「動けない」と管制センターに伝えていたことが分かりました。
この事故では69人が死亡、日本人2人と連絡が取れていません。
スペイン中部トレド県で28日、停止中の高速列車に後続列車が追突した事故では、衝突の20分前に制御システムの不具合で近郊を走行していた6本の列車が自動停止したことが明らかになっています。
その6分後、管制センターは後続列車に運転再開を指示。
本来は時速40kmに制限し、安全を確認しながら運転する必要がありましたが、管制センターは「通常通りの運行」を指示したということです。
一方、追突された列車の運転士は運転再開に向けた操作を2度試みましたが失敗し、事故の約5分前に、管制センターに「動けない」と伝えていたということです。
地元メディアによりますと、事故の調査当局はブラックボックスなどを解析し、後続の列車が時速160kmから200kmで追突したと推定しています。
この事故では69人が死亡、180人以上が負傷しています。
また、日本の外務省によりますと、乗客名簿に日本人2人の名前が記載されていましたが、現在も連絡が取れていません。
