23日午後、衆議院が解散され、事実上の選挙戦に突入しました。

今回は自民党が日本維新の会と連立を組んで初めての選挙で、構図が激変したのが大阪16区です。

自民との連立を解消した公明は、立憲民主党と新党の中道を結成。その結果、前回はこの選挙区で2番目の得票数だった公明党は小選挙区から撤退し、3番目の得票で比例復活した立憲の前職が中道から立候補します。

そして自民は候補者を擁立し、連立を組む維新とは候補者調整をしないため、その前職と戦うことになります。

さらに参政党からも新人が立候補する予定で、注目の選挙区です。

■解散の大義を巡る溝は埋まらず...

【額賀福志郎 衆院議長】「日本国憲法第7条により衆議院を解散する」

自民党議員からバンザイ三唱が聞こえる中、高市総理は深く頭を下げました。

高市総理は「前回の衆議院選挙で自民党が政権公約に書いていなかったものについても(今後の国会で)ご審議いただくことになります。前もって国民の皆様に信を問うのは当たり前のことでございます」と、改めて意義を強調。

しかし、野党からは...

【中道改革連合・野田佳彦共同代表】「1年3か月前なんですよね。総選挙。1年3か月しかまだやってない。やっぱり大義を全く感じることができないなと」

【国民民主党・玉木雄一郎代表】「政局・選挙最優先の古い政治から国民生活最優先・経済最優先の新しい政治に変えていきたいと思います」

■消費税 各党の主張は

国会もしくはおばけ選挙の公示日が4日後に迫る中、各党の公約も発表されています。注目される争点の一つとなっているのが「消費税」です。

<与党・自民党と日本維新の会>
「2年間食料品はゼロ」とする検討を加速させる。

<中道改革連合>
「期限を区切らない恒久的な食料品の消費税0%」

<国民民主党>
「消費税を一律5%に減税」

<日本共産党>
「消費税廃止を目指して、ただちに5%へ」

<れいわ新選組>
「消費税はさっさと廃止」

<参政党>
「最もいいのは廃止」

消費税については、税率には幅があるものの、多くの政党が引き下げを目指すとしています。

■「連立」「新党」大きく変わる大阪の選挙戦

今回の解散までには、新たな連立政権や新党が誕生し、選挙戦の構図は大きく様変わり。それにより、関西の選挙区でも異変が起きています。

おととしの衆院選で、大阪16区には、維新・立憲・公明の候補者が立候補し、三つ巴の戦を繰り広げていました。

しかし今回は、中道改革連合の誕生によって、公明は小選挙区から撤退。元立憲の前職を応援することになります。

過去2回は、公明の候補に負け、比例で復活当選を遂げている元立憲の森山浩行さん。
今回は新党の中道から立候補する予定です。

【中道・森山浩行前衆院議員】「お互い(公明・立憲)の支持者の間には大きなわだかまりであったりとか、複雑な思いというのがあるという状況にあると思います。

ですが、ここで『もう1つの政権つくる』その大義のために、政治のこの大きな流れをつくっていくために共に頑張っていきたいと」

一方、公明と連立を組んでいた際には、選挙で候補者調整をしてきた自民。

維新とは調整を行わないため、1人しか当選しない小選挙区で、連立を組む維新の前職と戦うことになりました。

【自民・葉田治央さん】「自民党が30年間、衆議院で候補者を立ててこなかったので、そこ(大阪16区)にまず旗を立てるということから始めたいと思います。

16区は私の地元なので、いかせて(立候補させて)くださいよと。本当に恩返しがしたい」

【維新・黒田征樹前衆院議員】「(解散は)テレビでしか見たことない場面でしたけど、いよいよ始まるんだなと言う気持ち。

(中道は)1+1が2になるわけでもありませんし、ライバルは自分ですよ。ほかを気にする時間もありませんので、自分との戦いに打ち勝っていきたい」

さらに参政党の候補者も立候補を予定していて、前回にも増して厳しい選挙戦となりそうです。

【参政党・池上和日子さん】「自分の家は日の丸掲げて君が代も歌うし、このままこの国がつぶれていくのは見てられない。

自民党も出るとさっき聞いたんで、知らんかったけど。(保守)票が割れるのはもったいない」

選挙戦の構図が大きく変わった今回の衆議院選挙。公示は今月27日、投開票は来月8日に行われる予定です。

(関西テレビ「newsランナー」2026年1月23日放送)

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