強風による高波の影響で県内では25日、多くの海の便で乱れが出ました。
既に26日以降の欠航を発表している船もあり、年末の移動にも影響しそうです。
こちらは25日午前の鹿児島県の種子島・西之表港の様子です。
漁船を複数のロープで係留するなど、暴風の予報を受け24日のうちに台風並みの対策が取られたということです。
西之表市では25日午後5時半までに23.6mの最大瞬間風速を観測。
午後3時半ごろ、西之表市の海岸では次々と白波が立ち岩肌に打ちつけていました。
この高波の影響で25日の海の便は軒並み欠航しました。
鹿児島市南ふ頭旅客ターミナルです。
始発便以外が全便欠航した種子屋久高速船の窓口では、乗船を予定していた利用者が料金の払い戻しや振り替えの手続きなどを行っていました。
利用者
「ちょっと困ってどうしようかという感じ」
「仕方ない。自然のことなので」
韓国からの観光客
「(運航が)キャンセルになり、とても悲しい」
基地整備の工事が進む西之表市・馬毛島に向かう予定だった作業員は。
馬毛島の作業員
「予定が狂った。もうこの時点で欠航が決まるのは珍しい。普通は1時間前に正式に決定なのに。どこかに宿を取るしかないので、これから探す」
年末年始を種子島の親族の家で過ごす予定だった人は・・・。
年末年始を種子島で過ごす予定
「高速船が欠航になり残念。飛行機に切り替えようかと思う」
海の便への影響は26日も続き、種子屋久高速船の午前中の便を始め、種子島・屋久島航路や奄美航路のご覧の便で既に欠航が決まっています。