佐世保市の宇久島で進むメガソーラー事業をめぐり、事業に反対する住民たちが工事の差し止めを求める申立書を長崎地裁佐世保支部に提出しました。

12月19日に申立書を提出したのは、宇久島の住民などで作るNPO法人「宇久島の生活を守る会」の会員4人です。

4人は「宇久島みらいエネルギー」が進めているメガソーラー事業について、計画ではパネルが設置されると雨が地面に浸透しにくくなり、雨水が川に直接流れて洪水などの災害リスクが高まるなどとして、工事を差し止める仮処分を求めています。

代理人 田中亮 弁護士
「ソーラーパネルを敷くことは、土地が水を吸収して洪水を防止する能力が大幅に減少することが教授の指摘にある」

メガソーラー事業でパネルが設置されるのは島の10分の1の広さにあたり、年間51.5万MWh 約17万3千世帯分の電力を発電する計画です。

事業者側は申立書の提出について「書面を受領次第、内容を精査の上、適切かつ真摯に対応してまいります」などと文書でコメントしています。

テレビ長崎
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