詐欺の被害も深刻でしたが、凶悪犯罪や不祥事も立て続けに起きました。
今年の県内の事件・事故を振り返ります。
今年１月廿日市市吉和の中国道で、工事用の足場が落下し男性作業員５人がおよそ２０メートル下に転落。２人が死亡し３人が重傷を負いました。
足場を固定するボルトの埋め込みが不十分だったことなどが原因だったとみられていて再発防止に向けた対策が検討されています。
教育現場でも対策が求められる事件がー
「私がした最低の行為です」
泣きながら法廷で罪を認めたのは、広島市の元小学校教師、中島健夫被告（３９）。
複数の女子児童を誰もいない教室に連れ込んでわいせつな行為をするなどして逮捕・起訴されました。
また、元小学校教師の根来弘馬被告（２７）は、広島市中区の商業施設で女性のスカートの中を撮影しようとした罪に問われています。
さらに犯罪を取り締まる、この組織でも…竹原警察署の元巡査長増本慎也被告（３１）は、当時の勤務先で運転免許の更新などのため来庁した町民３人から金を盗んだとして起訴されました。
県警は今年、窃盗や大麻所持などの容疑で警察官と職員あわせて４人を逮捕。
過去１０年間で最多となりました。
【県警本部・若林栄児刑事部長】
「本日、被疑者３人を強盗殺人罪で通常逮捕しました」
４月、府中町の夜の公園で東京の会社員の男性が殺害された事件。
逮捕されたのは１６歳から１８歳の男女でした。
【高橋徹記者】
「広島市西区の事件現場です。アパートの前には規制線が張られ、警察官による捜査が進んでいます」
１０月、広島市西区の集合住宅で発生した殺害事件。
警察は事件発生から１０日後、逃走していたベトナム国籍の女を逮捕しました。
この２つの事件では今年発足した捜査支援分析課が活躍。
防犯カメラの映像をつなぐリレー捜査が逮捕の決め手となりました。
一方、未解決のまま年を越そうとしている事件も…
【竹内記者】
「半年前一面緑だった景色は様変わりしました。ただ現場の住宅は規制線が張られ、事件があった状態のまま残されています」
６月、庄原市の山あいの住宅で１人で暮らしていた女性が殺害された事件は、容疑者の特定に至らぬまま半年が経過。
【庄原署東城交番・英賀谷圭介所長】
「防犯カメラが少ないとか目撃者の方もいないというところで捜査がなかなか難しいというところは多々あるかと思います。１日も早く捕まえたい絶対捕まえようと思っています」
警察は、情報提供を呼びかけています。
