愛知県瀬戸市で高齢の男女3人が死傷した事故。現場を取材すると、周辺の住民からある気になる「証言」を耳にしました。
道路に面した商業施設の立体駐車場。事故はここを出た際に起きました。
23日午前10時40分ごろ、立体駐車場から出てきた1台の乗用車。左折しようとしていたとみられていますが、何らかの原因で縁石を乗り越え、前方にある住宅の外壁と電柱に衝突しました。
乗用車に乗っていたのは、高齢の男女3人です。後部座席に乗っていた96歳の長江つた枝さんは、胸などを強く打ち死亡。また、運転席と助手席にいた長江さんの娘夫婦(70代)も、肩の骨を折るなどの重傷を負いました。
3人が死傷した痛ましい事故。現地を取材すると、周辺の住民から気になる証言を耳にしました。
壁に被害を受けた住人：
「木が植えられているから、見通しもよろしくない。前もあったんです。ここを出てくる時に、その縁石にぶつかったとかあったような」
近所に住む高校生：
「見通し悪いです。よく車がここに止まっていたりするので、向こう（坂の上）から来る車と、こっち（駐車場）から来る車が合わないかなと。車が止まっていると見えないので」
今回の現場では、これまでも度々事故が起きていたというのです。以前から指摘されていたという見通しの悪さ。実際に車で通ってみました。
（リポート）
「見通しは悪いですね。今、駐車場から車が来ましたが、見通しが悪く、気付くのが遅くなりました」
植物に視界を遮られ、駐車場から出て来る車が確認しづらいことが分かります。
ただ、今回の事故との因果関係は分かっておらず、警察はブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性も調べています。
