11月4日、長野県白馬村と石川県金沢市が観光での連携協定を結びました。地域間の周遊を促し、観光客が過度に集中するオーバーツーリズム対策でも連携します。
持続可能な観光地域づくりの推進に関する連携協定を結んだのは、白馬村と石川県金沢市です。
スノーリゾートとして、国内の観光客だけでなくインバウンド客からも人気の白馬村。2024年に訪れた観光客271万人のうち約半数の132万人が冬場(1~3月、12月)に訪れました。
にぎわいの一方で、飲食店が混雑し、タクシーが不足するなどオーバーツーリズムが課題となっています。
一方の金沢市は、春と秋に観光客が集中するということです。
協定では、地域間の周遊を促して観光客の分散を図るなどオーバーツーリズム対策に取り組んでいくことや、連携してインバウンド客向けのプロモーションを実施していくことが盛り込まれています。
金沢市・村山卓市長:
「金沢の冬場の観光客は若干、落ち着いていくので、そういったところはメリットが出てくる。その他の季節について、どうやっていけるかがさらに大きな課題になってくるが、次の策を考えるきっかけにしたい」
白馬村・丸山俊郎村長:
「それぞれ異なる魅力のコンテンツを持っており、繁忙期も逆であることから、地域の住民にとっても観光客にとっても滞在がしやすく快適な地域づくりを推進していけるものと期待」
白馬村が、県外の自治体と観光に特化した協定を結ぶのは初めてです。