新潟県胎内市の養鶏場で、今シーズン県内で初めてとなる鳥インフルエンザの感染が確認され、約63万羽の殺処分が始まっています。

県によりますと3日、胎内市の養鶏場で70羽のニワトリが死んでいるのが見つかり、簡易検査を行った10羽中9羽で鳥インフルエンザの陽性反応が出ていました。

そして県は4日、その後の遺伝子検査の結果、陽性と確認されたと発表しました。

県内で高病原性鳥インフルエンザの感染が確認されるのは今シーズン初めてで、県は午前8時からこの養鶏場で飼育している約63万羽の殺処分を開始。

作業完了まで12日間ほどかかる見込みだということです。

県は感染拡大の防止策として、養鶏場から半径3キロ区域でニワトリなどの移動を制限するほか、半径3~10キロ区域で搬出を制限し、複数の消毒ポイントを設置。

また、これまでに卵や肉を食べることで鳥インフルエンザが人に感染することは報告されていないとして、冷静な対応を求めています。

NST新潟総合テレビ
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