アメリカのトランプ大統領は、4日のニューヨーク市長選挙を前に、初のイスラム教徒のニューヨーク市長として有力視されている民主党候補の当選を阻止しようと、異例の呼びかけをしています。
4日に投開票が行われるニューヨーク市長選は、民主党候補でイスラム教徒のマムダニ氏(34)が支持率の平均で46%とリードする中、無所属で元ニューヨーク州知事のクオモ氏(67)が32%で追走し、事実上の一騎打ちとなっています。
6月の民主党予備選でクオモ氏を破った左派のマムダニ氏は「民主社会主義者」を自称し、当選すれば初のイスラム教徒のニューヨーク市長が誕生します。
マムダニ氏を「共産主義者」と呼び敵視しているトランプ大統領は3日、SNSで、マムダニ氏が当選すれば「必要最小限の連邦予算しか配分しない」と警告するなど、マムダニ氏の当選阻止に向け異例の呼びかけをしています。
投票は4日午後9時、日本時間の5日午前11時に締め切られ、即日開票されます。