10月31日未明、関越道のトンネル内でキャリアカーを運転中にパトカーに衝突する事故を起こし、その後、関越道を逆走するなどして逃走した会社員の男が公務執行妨害で現行犯逮捕された。男は3日前にも北陸道を逆走した疑いで逮捕されていた。
■関越道でパトカーに衝突する事故
公務執行妨害で現行犯逮捕されたのは、さいたま市に住む会社員の男(48)だ。
男は、31日午前2時すぎ、湯沢町の関越道上り線でキャリアカーを運転し、パトカーに衝突する事故を起こした。
警察によると、男は30日夜、車を運搬するキャリアカーを運転中に関越道下り線で工事用のパイロンに衝突する事故を起こし、自ら警察に通報。車のヘッドライトがつかなくなったことから湯沢ICで明るくなるまで待つように言われていたが、31日午前0時半過ぎに突然、後ろに止めていたパトカーに衝突しながら関越道上り線を逆走し始めたという。
その後、魚沼ICまでいったところで車を反転させ逃走を続けるが、関越トンネル内でパトカーにぶつかり停止。逮捕に至った。
■男は3日前に北陸道を逆走
男は10月28日にも軽ワゴン車で北陸道上り線を逆走し、車と接触する事故を起こしていて、このとき運転していた車の回収のため県内を訪れていたとみられている。
警察の調べに対し、男は「パトカーに自分の車をぶつけて前に行こうとしたことは間違いありません」と容疑を認めている。
警察は経緯などについて詳しく調べている。
