東海道新幹線で8月15日、走行中の車両から煙が出たトラブルをめぐり、JR東海は20日夜、岐阜羽島駅に停車していた車両を静岡県の工場まで移動させる作業を始めました。
8月15日夜、東海道新幹線上りの滋賀県の米原駅と岐阜羽島駅の間を走行していた「こだま764号」の車両の床下から、煙が出るトラブルが発生しました。
煙が出た車両は、トラブル発生後から岐阜羽島駅に停車したままの状態になっていましたが、JR東海は20日夜、安全確認が取れたとして、静岡の浜松工場へ車両の移動を始めました。
車両の床下に設置されたモーターの出力を制御する「主変換装置」が故障したため煙が出たということで、JR東海は今後、車両を工場に移動させて詳しい原因を調べるとしています。