北アルプス蓮華岳で3日、縦走中の東京の57歳の公務員の男性が体調不良で動けなくなり、長野県警のヘリで救助されました。
遭難したのは東京都三鷹市の公務員の男性(51)です。
男性は3日朝、6人パーティーで山小屋を出発し、蓮華岳の山頂を経て「蓮華の大下り」を降りはじめましたが、午前8時半ごろ標高2400メートル付近で呼吸困難などで行動不能となり、同行者が警察に救助を要請しました。
長野県警のヘリが午前10時40分過ぎに男性を救助し、大町市内の病院に搬送しました。
パーティーは3泊4日の予定で8月1日に大町市の扇沢から入山し、針ノ木岳などを経て4日に七倉に下山する予定でした。
「蓮華の大下り」は蓮華岳の山頂から北葛岳方面に南下するルートで、標高差約500メートルの急坂となっています。
この夏の北アルプスは好天に恵まれ多くの登山者で賑わっていますが、遭難も多発しています。