プレスリリース配信元:岡谷市
背景には首都圏における物価・住居への不満があり「ゆとりある生活」を求める声が最多~8/12(火)UIJターンで家族にもやさしい職場づくりを叶える企業説明会を実施~
湖に映える、美しいものづくりのまち長野県岡谷市は、マッケン・キャリアコンサルタンツ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:竹内上人)に業務を委託し、首都圏在住のビジネスパーソン622人を対象とした「首都圏から地方へUIJターンを望む方の実態調査」を実施いたしました。
調査の結果、将来的に地方で働きたいと考える首都圏ビジネスパーソンは82.7%に達し、従来の調査結果(Job総研2023年調査:44.7%)を大幅に上回る高い関心度が明らかになりました。特に注目すべきは、移住で実現したいこととして「都会の忙しい生活から離れゆとりある生活を送りたい」が35.7%で最多となり、コロナ禍を経て働き方や価値観が大きく変化していることも浮き彫りになりました。一方で、移住支援金制度について「内容まで知っている」と回答した人は15.6%に留まり、自治体の情報発信の重要性も明らかになっています。なお、調査を受け、長野県岡谷市ではUIJターン推進プロジェクトに参画する企業9社とともに、本年8/12(火)に、テクノプラザおかやにおいて、家族にもやさしい職場づくり企業説明会を実施いたします。
<調査概要>
調査期間 :2025年6月1日~6月7日
調査対象者 :首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)在住の20代~50代の学生・ビジネスパーソン
調査人数 :622人
調査手法 :インターネット調査
モニター提供元:PRIZMAリサーチ
※UIJターンの定義
本調査では、以下の定義に基づいてUIJターンを分類しています:
Uターン:地方出身者が進学や就職で都市部へ出た後、地元に戻って就職・定住すること
Iターン:都市部出身者が地方に移住して働く・定住すること(「地元ではない別の地方」への移住も含む)
Jターン:地方出身者が都市部に出た後、出身地の近隣の地方都市に移住・就職すること
- 地方移住への関心度:従来調査を23ポイント上回る82.7%が「興味あり」
今回の調査で最も注目すべき結果は、将来的に地方で働きたいと考える度合いについて、「とてもそう思う」26.4%、「ややそう思う」56.3%を合わせた82.7%が地方移住に興味を示したことです。
これは従来調査(Job総研2023年:44.7%)を大幅に上回る数値であり、コロナ禍以降の働き方改革やライフスタイルの変化が定着しはじめ、地方移住への関心を大きく押し上げている可能性がある結果となりました。
- 現在の生活満足度:「物価や住居」への不満が最多、生活コスト上昇が移住検討の背景に
また、現在の生活満足度を5段階で評価したところ、「物価や住居」について「やや不満」「とても不満」と回答した人が合計34.4%で最多となりました。「とても満足」「やや満足」と回答した人は合計37.8%であり、満足と不満が拮抗しているものの、首都圏の高い生活コストが移住検討の際の要因として考えられることが判明しました。
- 移住で実現したいこと:「ゆとりある生活」がトップ、親の介護・子育て環境も重視
UIJターンで実現したいことについて複数選択で尋ねたところ、「都会の忙しい生活から離れゆとりある生活を送りたい」が35.7%で最多となりました。続いて「親の近くで暮らすことで、介護等いつでも見守れるようにしたい」25.6%、「自然豊かな環境で子育てをしたい」25.2%が上位を占めました。
この結果は、単なる経済的メリットを超えて、ワークライフバランスの改善や家族との時間を重視する価値観の変化を明確に示しています。
- 移住先の希望:「Iターン」が41.3%で最多、新天地への挑戦志向が顕著
移住先として希望する地域については、「出身地以外で条件の良い地方(Iターン)」が41.3%で最多となりました。「自分や配偶者の出身地域(Uターン)」33.6%を上回り、必ずしも故郷にこだわらない傾向が明らかになりました。
この傾向は、リモートワークの普及により物理的な制約が減少し、純粋に生活の質を重視した地域選択が可能になったことを示唆しています。
- 移住の障壁:収入維持への不安が最大、仕事探しも課題に
一方で、UIJターンを考える上での不安・課題については、「収入水準を維持できるか(年収ダウンの懸念)」が50.3%で最多となりました。「希望する仕事が見つかるか」49.0%が僅差で続き、経済面・就労面の不安が移住実現の最大の障壁となっていることが浮き彫りになりました。
- 移住支援金制度:認知度は71.7%も、内容理解は15.6%に留まる
国や自治体が提供する移住支援金制度※について、「制度があることくらいは知っている」56.1%、「まったく知らない」28.3%、「内容まで知っている」15.6%という結果になりました。一方、制度の詳細を知ると、その内容に魅力を感じる方は85.5%にのぼりました。
制度の存在は7割以上に認知されているものの、具体的な内容や申請方法を理解している人は2割未満に留まっている現状から、自治体による制度の詳細な周知活動の重要性が明らかになりました。
※移住支援金制度:東京23区に在住または通勤する方を対象に、東京県外もしくは条件不利地域へ移住し、企業・就職する場合に交付される支援金制度です。なお、支援額は単身者60万円、世帯100万円です。詳細は以下をご覧ください。
https://www.chisou.go.jp/sousei/ijyu_shienkin.html
- 二地域居住:80.2%が関心、コロナ禍で定着したリモートワークが後押し
UIJターンだけでなく、都市部と地方に2つの拠点を持つ「二地域居住」についても、「とても興味がある」28.1%、「やや興味がある」52.1%を合わせた80.2%が関心を示しました。
コロナ禍以降のリモートワーク定着により、居住地の選択肢が大幅に拡大している現状が明確に示された結果といえます。
- 地方移住に関する情報収集について、4人に1人が移住イベントに関心、リアルな接点の重要性
地方移住に関する情報収集方法については、「インターネット検索」45.8%が最多でしたが、注目すべきは「移住イベント・フェア」に24.4%という結果となり、約4人に1人が関心を示していることです。
この結果は、オンライン情報だけでなく、実際に地域の担当者と対話できるリアルな接点への需要の高さを示しています。
- 「家族にもやさしい職場づくり」を実現する、長野県岡谷市の企業9社がプロジェクトに参加
今回の調査を行った長野県岡谷市では、現代のビジネスパーソンが求める理想的な働き方を実現できる「家族にもやさしい職場づくり」に取り組んでいます。現在、以下の地元企業9社が「岡谷市UIJターン推進プロジェクト」に参加し、積極的に人材を募集しています。
【参加企業一覧(五十音順)】
- 株式会社牛越製作所 URL:https://www.ushikoshi.co.jp/
- エーピーエヌ株式会社 URL:https://www.apn-jp.com/
- 株式会社NSテクノロジーズ URL:https://www.ns-technologies.co.jp/
- 株式会社 サイト URL:https://www.siteltd.com/
- 日本青銅株式会社岡谷工場 URL:https://www.nihonseidou.com/
- 株式会社平出精密 URL:https://www.hiraide.co.jp/
- 株式会社不動産の相談窓口 URL:https://f-s-m.co.jp/
- 株式会社丸眞製作所 URL:http://www.marushinss.co.jp/
- 株式会社和が家 URL:https://wagaya.co.jp/
【実際にUIJターンを実現した社員の声】
株式会社牛越製作所 南谷さん(32歳)
京都府向日市出身、2021年にIターンで岡谷市に移住
「移住する半年前での一人暮らしの充実感と、長野での仕事が性に合っていると感じ、移住を決意。自然豊かな環境と、美味しい食事処の多い環境の中でのびのびとお仕事ができています。京都にいた時とは、色々と違う環境を楽しんでいます。」
株式会社和が家 丸山さん(33歳)
長野県岡谷市出身、2025年にUターンで岡谷市に移住
「前職が激務で疲れてしまったことと、祖母の余命宣告がされたことで実家に戻り祖母の面倒を見ようと思い帰省しました。実家に戻ったことで家族が安心しています。職場も実家から近いため通勤しやすく、また、職場の雰囲気も良く自分らしく働けています。大変なこともありますが、周囲の人が支えてくれるのでありがたいです。」
株式会社 NSテクノロジーズ 山田さん(50歳)
長野県下諏訪町出身、2023年にUターンで下諏訪町に移住
「東京への単身赴任で、今後地元へ戻れる予定もないなか、コロナ禍での生活をきっかけに、転職し、地元へ戻ることを決意しました。家族や地元とのつながりを大切にしたいと考えていたため、より関わる時間を増やすことができています。30分の満員電車通勤から10分弱の車通勤になっただけでストレスが和らいだ気がします。」
- 8月12日開催:岡谷市企業説明会
~子どものころ一緒に食べたあの味を、今年の夏、また親子で一緒に。~
調査結果で明らかになった移住イベントへの高い関心を受け、岡谷市では8月12日(火)に地元岡谷市帰省されているビジネスパーソンとその親御様の皆様を対象とした、特別な企業説明会を開催いたします。
【イベント概要】
日時:2025年8月12日(火)13:00~15:00
会場:長野県岡谷市本町1-1-1 テクノプラザおかや
参加企業:UIJターン推進プロジェクト参加企業9社
特典:参加されたご家族には、子どもの頃から慣れ親しんだ、「思い出よみがえるやさしい甘味」、新たにオープンしたあのお店の看板商品「絶対笑顔になれるご褒美スイーツ」など、岡谷で人気のスイーツを厳選した期間限定のカフェスペース(無料)へご招待いたします。お盆の帰省の時期に、ぜひ地元岡谷でご家族のひとときをお過ごしください。
※なお、お一人でもご参加いただけます。
参加申し込みや詳細については、岡谷市公式ホームページ(http://www.tech-okaya.jp/)をご確認ください。
【長野県岡谷市について】
長野県のほぼ中央、諏訪湖畔に位置する人口約4.5万人の工業都市。精密機械工業の集積地として発展し、現在もものづくり企業が多数立地。東京から特急あずさで約2時間30分、新幹線利用で約2時間のアクセス。諏訪湖や八ヶ岳などの豊かな自然環境と、充実した子育て支援制度で知られる。
【報道に関するお問い合わせ】
マッケン・キャリアコンサルタンツ株式会社
メディア・コミュニケーション担当:北浦
TEL:090-1155-2576 E-mail:takefumi.kitaura@mcken.co.jp
【「家族にもやさしい職場づくりでUIJターン強化事業」関するお問い合わせ】
長野県岡谷市 岡谷市工業振興課
雇用対策担当:小坂・島津
TEL:0266-21-7000
E-mail:kougyo@city.okaya.lg.jp
URL:http://www.tech-okaya.jp/
〒394-0028 長野県岡谷市本町1-1-1 テクノプラザおかや
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