3日に公示される参議院議員選挙では、物価高対策が争点の1つだ。
与党の自民党・公明党は「1人2万円の給付」(※子供・住民税非課税世帯は+2万円)を公約に掲げ、野党は内容に差はあるものの、いずれも消費税の税率を下げることや廃止を掲げている。
関西テレビ「newsランナー」に2日出演した、橋下徹氏は消費税について「物価高のときに国民が困っていたら税率を下げて、十分な時には戻して。税金の上げ下げを一回やってみてほしい」と提案。
ジャーナリストの安藤優子氏は減税を巡って、「財源が足りないと言うが、どこの部分なのか透明化してほしい」と訴えた。

■橋下氏「税金の上げ下げのマネジメントっていうものを一回やってみてよ」
橋下徹氏:消費税に関して、石破さん(首相)はいろんなことを言うんだけど、僕は消費税、一回税率を、この景気とか物価高のときに、『これ国民が困ってるな』と思ったときは、税率を下げて。
橋下徹氏:また十分なときにはまた戻してとかいうこの消費税の税率、消費税に限らず、税金の上げ下げのマネジメントっていうものを、一回やってみてよ、と。
橋下徹氏:『絶対税は動かせない』ってことを、今むちゃくちゃ自民党の森山幹事長も言ってるけど…消費税の税率について、学者とかがみんな『この国を誤る』とか、どうのこうの言うけど、学者とか、みんな生活が安定している人たちは消費税が…(動かせないと言う)

■安藤氏「『財源足りない』どこの財源か透明化して」
安藤優子氏:なんかその財源を私たちがよく理解できてないような言葉でくるんで言うじゃない。『財源が足りない、足りない』って。
安藤優子氏:でも本当にどこの財源で、どこの部分を言ってるのかを透明化した上で、きちっと『これは足りない』って言っていただかないと、すごくまるっとした議論だと、私たちはその言葉のマジック、数字のマジックに丸め込まれていくような気がしてならない」
最後に橋下氏は、安藤氏が訴えた「財源不足」の話について、「税収は過去最高になった」と指摘した。
(関西テレビ「newsランナー」2025年7月2日放送)
