ギリシャの人気観光地・ヒオス島で大規模な山火事が発生し、懸命の消火活動が続けられている。このところ、ギリシャで頻発しているという山火事。
気候危機・市民保護相のケファロギアニス氏は、断定はしていないものの放火の可能性についても触れた。

住民たちは避難を余儀なくされ…人気観光地で大規模山火事

暗闇の中、メラメラと燃え盛る炎。

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火は森林や農地に燃え広がっている。

エーゲ海東部に浮かび、美しい自然や石造りの街並みを誇る人気の島のヒオス島。

火災は島の中心部で現地時間22日に発生し、広い範囲に大きな被害をもたらしている。

住民：
もし私がここにいなかったら、私の家は全焼していたでしょう。
バケツとホースでなんとか火を消すことができました。

火災後ギリシャは消防士を派遣し、400人以上が消火活動に当たっている。

消防士たちは、ホースを手に放水を続ける一方、火災の拡大を食い止めようと周辺の木々の伐採も進められている。

ヘリコプターで上空からも放水が行われているが、風が強く、消火活動は難航。
さらには、停電も発生する事態となった。

避難を余儀なくされた住民は不安を募らせている。

住民：
私たちは家を去ります。私たちは非常に動揺しています。

放火の可能性も…ギリシャで頻発する山火事

このところ、ギリシャで頻発しているという山火事について、気候危機・市民保護相のケファロギアニス氏は、断定こそしていないものの、放火の可能性についても触れている。

ケファロギアニス気候危機・市民保護相：
これほど多くの散在する場所で同時に火災が発生する場合、疑わしい活動について議論する必要がある。

当局は24日も一部地域に避難指示を出すなど、懸命の消火活動が続いている。
（「イット！」 6月24日放送より）