中国横断自動車道の一部で、米子市と境港市を結ぶ高規格道路の事業化に向けて、国交省が3つのルート案を示しました。
今回示されたのは、米子市と境港市を結ぶ高規格道路の3つのルート案です。
事業着手の前提となる「計画段階評価」の一環で6月13日、国交省中国地方整備局が公表しました。
事業費の総額は3500億から5300億円で、国道431号線の道路空間を活用し、全線を高架で整備する「東側ルート」が最も高く、米子ICから米子市街地を通過する「中央ルート」が最も安く、山陰道の米子西IC付近から中海沿いを通過する「西側ルート」がその中間に位置付けられました。
事業費のほか、救急医療機関へのアクセス向上、生活や自然環境への影響などの観点でそれぞれ一長一短があり、国交省は今後、関係する自治体や地域住民などの意見を聞いた上で、ルート案を一つに絞ることにしています。
米子・境港間の高規格道路は、山陰両県にまたがる中海・宍道湖・大山圏域を結ぶ8の字ルートの一部にあたります。