イスラエルによるイランへの先制攻撃から1週間がたちました。
アメリカのトランプ大統領は、イランへの攻撃について「2週間以内に対応を決断する」と表明しました。
トランプ大統領は19日、ホワイトハウスのレビット報道官を通じて声明を発表しました。
レビット報道官:
近い将来、イランとの交渉が実現する可能性は十分にあることを踏まえ、2週間以内に攻撃を行うかどうかを決定する。
報道官は「イランとの交渉が近いうちに実現する可能性が十分ある」とした上で、「イランが合意を拒否すれば、深刻な結果を招くことになる。必要であれば力をちゅうちょなく行使する」と警告しました。
イランとの交渉について、報道官は詳細の言及を避けましたが、ロイター通信は、アメリカのウィトコフ特使とイランのアラグチ外相が複数回電話会談したと伝えています。
イスラエルによるイランへの先制攻撃から1週間となりましたが、攻撃の応酬が続いています。
イスラエルがイラン西部アラクの稼働していない核施設などを攻撃した一方で、イランの攻撃でイスラエル南部の病院などが被害を受け、200人以上がけがをしました。
イランのアラグチ外相は20日、スイスでイギリス、フランス、ドイツの外相と協議する予定で、大規模衝突の回避に向けた外交努力の行方が注目されます。