22日に会期末を迎える国会では20日、衆議院の委員会で、野党7党が提出したガソリン減税法案がまもなく採決されます。
国会記者会館から、フジテレビ政治部・木村大久記者がお伝えします。
立憲民主党の幹部はガソリン減税法案について、「会期は土日もあり、本気であれば成立させられる」と強調しています。
衆議院の財務金融委員会ではガソリン税の暫定税率を7月に廃止する法案について、自民党所属の委員長の解任を受けて就任した立憲所属の委員長が職権で採決を決めました。
この後、委員会と午後の衆議院本会議で可決された場合、参議院に送られる見通しです。
ただ、参議院では与党が多数派のため、自民・立憲両党が協議しましたが、法案審議の見通しはたっていません。
立憲民主党・斎藤参院国対委員長:
扱えませんみたいなことを仮に言われるなら、土曜日使えばいいじゃないですか。
自民党・石井参院国対委員長:
今の時点では参議院を軽視したものなので、質疑はできない。
一方、立憲民主党では、野田代表が19日に表明した内閣不信任決議案の提出見送りをめぐり、提出を求めていた議員から「政権交代への本気度を示すことができなかった」と落胆の声があがる一方、「衆議院は少数与党に追い込んでいる。まずは参議院選挙に勝ちきるべきだ」との意見も出ています。
閉会後は、7月20日の見通しの参議院選挙の投開票に向け、与野党の攻防が激化します。