発達した雲から垂れ下がるように延びた、ろうと状の雲。
映像が撮影されたのは、アメリカ中西部にあるネブラスカ州。
現地16日の午後5時過ぎ、巨大な竜巻が発生したのです。
竜巻が地面と接している場所では、砂などが激しくまき上げられていました。
現地の保安官事務所によりますと、この竜巻による負傷者はいなかったということです。
アメリカ国立気象局のホームページには、竜巻と同時に出現した虹の写真も掲載されています。
一方、アラスカ州ジュノーでは16日、停泊していたクルーズ船が風で流されました。
徐々に流されていくクルーズ船。
現場周辺ではこの時、突風が吹いていたといいます。
船はその後、係留場所に戻され予定通り出港。
けが人もいませんでした。
一方、中国南部の広東省では17日、台風による豪雨で大規模な洪水が発生しました。
消防隊は、川と化した道路をボートで進み、逃げ遅れた人々の救助にあたりました。
この洪水による被害は大きく、広東省の懐集県では街の大部分が水に浸かりました。
この大洪水について、中国メディアは「100年に一度、観測史上最大の洪水」などと報じています。
18日、大きな被害を受けた店舗では、片づけ作業に追われる様子が見られました。
現地の人は「いくつかの商品は屋根裏に移動させました。商売は苦しいのに洪水でさらに苦しくなるよ」「水位が急に上昇したので、すぐに逃げました。損害は大きいです。私は小さな店を経営していて、すべての機械が壊れました」と話しました。
洪水により、懐集県では約18万3000人が被災。
そのうち約6万8000人が緊急避難を余儀なくされたということです。