カナダで開かれているG7(主要7カ国首脳会議)では17日、アメリカのトランプ大統領が不在の中、ウクライナ情勢などの討議が行われ間もなく閉幕します。
現地からFNNニューヨーク支局・古賀颯祐記者が中継でお伝えします。
アメリカの大統領が不在という異例の展開の中迎えたG7サミットの2日目、ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアへの制裁強化などを訴えました。
招待国として参加したゼレンスキー氏は、ウクライナへの年間400億ドルの財政支援をG7が決定するよう求めたほか、戦争終結に向け、ロシアのプーチン大統領に圧力をかけるようトランプ氏に協力して働きかけることを各国に呼びかけました。
そして日本時間18日午前、議長国のカナダはAIやレアメタルなど6つの分野についての共同声明を発表しました。
これに先立ち石破首相は、ゼレンスキー氏と対面では初めてとなる首脳会談を行ったほか、アメリカと日本の関税交渉を担当するベッセント財務長官と通訳を交え立ち話をするという場面もありました。
G7の結束を目指したカナダでのG7サミットですが、トランプ大統領不在のまま間もなく閉幕を迎えます。