俳優の大東駿介さんが、関西の街を歩きながら魅力を学ぶ「発見!てくてく学」。
今回訪れたのは、大阪市生野区にある「大阪コリアタウン」。
東西500メートルに、約150店舗が軒を連ね、韓国コスメや韓流グッズ、食べ歩きも楽しめるエリアになっています。
■朝7時から行列 コスパ最強「韓流モーニング」
コリアタウンで愛され続けて40年以上、キムチ一筋の老舗「山田商店」。定番の白菜キムチや、大根を使ったカクテキはもちろん、80種類以上のラインナップで、珍しいキムチも豊富にそろっています。
2022年にオープンした「食道 山田商店」は、朝7時の開店から行列ができることもある人気店。お目当てはワンコインで食べられるモーニング。ボリューム満点の「もやしクッパ」や具だくさんの「ピビンバ」など、本格的な韓国料理を手ごろな値段で楽しめます。しかも500円で3種類のおかずと食べ放題の自家製キムチまで付いています。
もともと早朝から営業する定食屋があったコリアタウンですが、店主の高齢化などで、店は徐々になくなっていったそうです。そこで山田商店は「観光客価格ではなく、もっとみんなに気軽に来てもらえる店を出したい」という“地元への恩返し”の気持ちを込めて、食堂をオープンしました。
■韓国でも一時期入手困難 売り切れ必至のミルクせんべい
「LEE MART(リーマート)」は関西最大級の韓国スーパー。約1200点の食品がそろっています。特に韓国のお菓子は売れに売れて、品薄になる人気商品も多いそうです。
ふわふわでサクサクした食感のミルクせんべい「ミルククラシック」は、韓国でも一時期、入手困難になっていたそうで、こちらのお店でも入荷する度にすぐに売り切れるということです。
■きっかけは「冬ソナ」そして「K-POP」でコリアタウン復活
1980年代ごろから後継者不足などの要因が重なり、商店街を訪れる人は減少。2000年ごろのコリアタウンはかなり寂れていたそうです。
しかし2003年韓国ドラマ「冬のソナタ」の大ヒットで、日本に第1次韓流ブームが訪れました。
その後、少女時代、KARA、東方神起などK-POPブームが到来。コリアタウンは人気の観光スポットに生まれ変わったのです。
■年間200万人が訪れる人気スポットに
大阪コリアタウンの郭辰雄(カクチヌン)理事は、「大阪コリアタウンには、年間200万人が訪れているんです。若い人たちもたくさんいます」と話します。
近年は、BTS人気や、SNSで映える食べ歩きグルメも充実。冬ソナ世代から10代の若者まで3世代が楽しめる街になっています。
【大東駿介さん】「日本でも韓国映画、ドラマ、音楽がいっぱい。それぐらい当り前の文化として、僕らが受け止めている感じですよね」
▼大東さんの“発見”の全ては、動画でじっくりお楽しみください。
https://youtu.be/g54-PLvyth8
(関西テレビ「newsランナー 大東駿介の発見!てくてく学」 2025年6月5日木曜日放送)