富山大学附属病院の医師が患者の個人情報を保存したSDカードを紛失していたことがわかりました。
SDカードはまだ見つかっていませんが、不正使用は確認されていないということです。
*富山大学附属病院 山本善裕病院長
「患者の皆様、およびその家族、そして関係者の皆様には多大なる負担と心労をおかけすることになり深くおわび申し上げます」
患者の個人情報が記録されたSDカードを紛失したのは、富山大学附属病院の形成再建外科・美容外科に勤務する医師です。
SDカードには医師が診察や手術を担当した18人の患者の名前や顔、胸や腹などの画像データが保存されていました。
また、医師が今年3月まで勤務していたあさひ総合病院の患者577人分のデータも入っていたということです。
紛失したSDカードはまだ見つかっておらず、病院は警察に紛失届を提出しています。
今のところ外部での不正使用は確認されていないということです。
さらに、今回の事案を病院が調べていたところ、医師が患者1128人分の個人情報をハードディスクで自宅などに持ち出していたことがわかりました。
病院は、医師本人や診療科内で個人情報の適切な管理が十分に行われていなかったと謝罪し、処分を今後検討するとしています。
患者には書面や電話で謝罪し、相談窓口を設けました。