人道状況が悪化しているパレスチナ自治区ガザで28日、数百人の住民が国連機関の倉庫を襲うなどして4人が死亡しました。
ガザ地区中央部にあるWFP(世界食糧計画)の倉庫に住民数百人が押し寄せ、保管されていた小麦粉の袋を奪っていきました。
中東のテレビ・アルジャジーラは、この混乱により4人が死亡したと報じています。
またガザ当局によりますと、アメリカなどが主導する支援物資の配給センターにも多くの人が殺到し、イスラエル軍が2日連続で警告射撃を行い、これまでに10人が死亡、62人が負傷しました。
ガザ地区ではイスラエル軍により支援物資の搬入が3カ月近く制限されていて、食糧不足が深刻となっています。