5月27日夜、北海道士別市中士別町の住宅から約50メートルのかつての交番前でクマが目撃され、警察が周辺で警戒を強めています。
27日午後11時5分ごろ、中士別町の道道61号を乗用車で走行中の40代女性が、現在は使われていない元中士別交番の前に大きな黒いカタマリを発見。
女性の車が約50メートルまで接近したところ、それが4つ足で動き出し、クマであると認識したということです。
クマの大きさは約1.5メートルで、車に気づいたのか、道路を横断して農地の方へ姿を消しました。車との接触はなく、女性にもケガはありませんでした。
警察は通報を受けてパトカーを出動させて周囲を巡回し、歩行者や住宅の安全確認を行いました。現場周辺ではクマの痕跡や被害は確認されていません。
現場は一般住宅から約50メートルの距離にあることから、警察は市と連携し、ハンターを伴った巡回や注意喚起の看板設置を要請する方針です。また、通勤・通学の時間帯にも警戒態勢を維持する方針です。