岩手県盛岡市では5月20日、2025年県内唯一のプロ野球公式戦「楽天対西武」の試合が行われました。
試合前のイベントや県ゆかりの選手の活躍が観客を盛り上げ、会場は熱気に包まれました。

試合会場のきたぎんボールパークは20日、試合前から多くの人であふれかえっていました。

岩手県では2年ぶりとなるプロ野球1軍の公式戦。
グッズ売り場では岩手限定のタオルなどが数量限定で販売され、買い求める人たちでにぎわっていました。

試合前のイベント「セレモニアルピッチ」には、県出身のお笑いコンビ「忠犬立ハチ高」が登場し、楽天のアンバサダー・銀次さんと鈴木大地選手がキャッチャーを務めました。
ノーバウンド投球とはなりませんでしたが、試合直前の球場をさらに盛り上げました。

試合には県出身選手も出場しました。
一関市出身で楽天の阿部寿樹選手が、4番・ファーストで先発出場。守備につくと観客席からはひと際大きな声援が送られていました。

試合は初回からプロならではの素晴らしいプレーが飛び出し観客を魅了します。

楽天のルーキー・宗山塁選手、そして西武の名手・源田壮亮選手が華麗な守備を見せ互いの攻撃を阻みます。

試合が動いたのは3回でした。
西武はランナー1・2塁のチャンスで2番・滝澤夏央選手が、ライトオーバーのタイムリーツーベースを放ち、西武が1点を先制します。

4回ウラには、楽天・阿部選手が変化球をうまく捉えセンター前へ運びます。
阿部選手が活躍を見せましたが得点にはつながりませんでした。

1点を追う楽天は最終回に2アウトランナー3塁と同点のチャンスをつくります。

しかし西武の守護神・平良海馬投手の前に得点できず、試合は1点を守り切った西武が勝利しました。

久慈市から来た人
「来年はリベンジで(楽天の)地元での1勝を期待する」

盛岡市から来た人
「きょうはみんなで来られてよかった」
「推しの選手が見られてよかった。阿部寿樹選手」
「ヒットを打っているところがかっこよかった」

きたぎんボールパークによりますと、20日は1万2509人の観客が訪れたということです。

岩手の夜をわかせた息詰まる接戦は多くのファンの心に残る素晴らしい試合となりました。

(試合結果:西武ライオンズ 1 - 0 楽天イーグルス)

岩手めんこいテレビ
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