豪雨被害による運休期間が8月で3年となる米坂線について、JR東日本新潟支社長は「復旧の方向性が決まらず申し訳ない」などと話しました。

米坂線は2022年8月の豪雨で被災し、現在も一部区間で運休が続いています。

JR東日本は復旧後の運営方法として、鉄道施設を自治体が保有する上下分離方式・第三セクターによる運営・バス転換などの案を挙げ、3月にはそれぞれの案での地元の負担額の試算を提示しました。

5月21日の会見で新潟支社の白山弘子支社長は、その後、沿線自治体との協議に大きな進展はないとした上で…

【JR東日本新潟支社 白山弘子 支社長】
「(運休から)3年を迎えるということで、我々も方向性が決まらないことで不安を感じている方には大変申し訳なく感じている。どの案もそれぞれに課題もあると思っている。まずはどの方針でやりたいかという地域の声をまず聞きたいと思っている」

一方、復旧の機運を高めようと沿線自治体が共同で開く“絆まつり”が8月に関川村で予定されていることについて、白山支社長は「地域住民が米坂線に関心を持つ機会になるのはいいこと」などと話しました。

NST新潟総合テレビ
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