トランプ関税の影響が広がる中、アメリカ向けの輸出額が4カ月ぶりに減少しました。
財務省が発表した4月の貿易統計によりますと、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1158億円の赤字でした。
貿易赤字になるのは3カ月ぶりです。
輸出額のうち、アメリカ向けは1兆7708億円となり、前の年の同じ月と比べ1.8%減って、4カ月ぶりに減少しました。
品目別では、自動車が4.8%、鉄鋼が29.0%、それぞれ減っています。
トランプ政権は4月に自動車を対象とした「追加関税」や基本税率10%の「相互関税」を発動していて、影響が広がりつつある可能性があります。