死者3700人以上を出したミャンマー中部の地震で緊急援助の指揮を執った静岡県静岡市出身の男性が備えの重要性について訴えました。
静岡市出身で、現在はJICA=国際協力機構ミャンマー事務所長を務める大村佳史さんは、3月にミャンマー中部で発生した地震の直後から震源に近い都市・マンダレーで日本の国際緊急援助隊の指揮をとりました。
ミャンマーでは地震は一般的ではないため、多くの建物の耐震化はされておらず地震への知識や防災意識も十分ではないため不正確な情報に被災者が振り回されていて、日頃の備えの重要さを感じたといいます。
JICAミャンマー事務所・大村佳史 所長:
まったくミャンマーには想定外だったので(防災意識が)無かったので、これだけ厳しい状況に置かれている。日本としてできることとすればこういうことをやりましょうと言っていく。教訓でいうとそういうことの大切さを感じて頂けるといいなと思います。
日本の緊急支援はいったん終了していて、大村佳史さんは今後、JICAの職員として現地での復興支援にあたるということです。