コメの価格が高騰する中での江藤農水相の不適切発言…そして辞任。静岡県内からは一様に厳しい声が聞かれました。

県民:
(辞任は)当たり前じゃないですか。あの言葉自体 理解できるようなものではないし。これが今の国会議員かと情けないと思いました。本当に情けない

県民:
普通じゃないですよね、言っていることが。辞任して正解だと思う

県民:
当然だと思います。(Q.当然だと思う理由は?)庶民をバカにしている

本谷育美アナウンサー:
こちらのお店のお米売り場価格はどれも5kgで4000円を超えています。さらにこちら、個数制限のチラシも出ています

静岡市内のスーパーで5月21日に販売されていたコメの価格は税別で4280~4380円(5kg)。

19日に農水省が発表したスーパーのコメの平均価格は5kgあたり4268円で、2週ぶりに値上がりに転じ史上最高値を更新。

2024年の同じ時期の約2倍と高値水準が続いています。

背景の1つとされる備蓄米の流通をめぐり、政府は5月16日に新たな対策を発表。

今後、7月までの3カ月間、毎月10万tの備蓄米を放出する方針ですが、そのうち4万tをスーパーなどに、2万tを小規模なコメ店などに販売する、計6万tの優先枠を新たに設定。

これまで集荷業者から卸売り業者、小売業者の順に流れていた備蓄米が一部、卸売り業者を通さずに販売できる仕組みなどが導入されます。

優先枠に入札できるのは備蓄米放出後、1カ月程度、スーパーや街のコメ店などに販売できる計画を持つ集荷業者に限定する方針です。

静岡市内のスーパーも期待を寄せています。

田子重下川原店・赤坂真彦 店長:
小売り業が優先されると聞いたので、そういった面では期待感を持っています

ただ、備蓄米を流通させる側のJA全農は「現時点で具体的な計画などは決まっていない」としています。

新たな対策について専門家は…。

宇都宮大学 農学部・松平尚也 助教:
玄米そのままで(小売業者に)流通する可能性もあるので(流通するコメの)全体量が増えると価格の低下・落ち着きに寄与していくのでは。(一方で)個別のコメ店が大きな集荷業者と取引するのは考えにくいので、計画が立てられるのかはちょっと分からないところ

コメの価格が国民の大きな関心事となっている中、江藤農水相の後任として新たな旗振り役となるのが小泉進次郎 元環境大臣。

消費者からは様々な声があがっています。

男性:
変わってほしいなという期待はありますが、そこまで高い期待は持っていないというのが正直な感想です

女性:
(小泉氏は)子供もいるし、家庭も持っていて、ちゃんとした視野があれば国民を思いやる気持ちが行動に出てくると思うので期待したい

女性:
若いからやってくれるのかなとも思うけどどうなんでしょう

国民生活に直結しているだけに早急な“結果”が求められます。

テレビ静岡
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