ブラックサンダーの工場見学で「見て」「食べて」地域を盛り上げる、ここにしかない付加価値とは。

細かく砕いたクッキーに、ころころとしたビスケット、さらにチョコレートを混ぜ合わせ均等に切り分けると、菓子メーカー有楽製菓の看板商品「ブラックサンダー」の完成です。

20日、愛知・豊橋市でブラックサンダーの製造を見学できる初めての施設が公開されました。

コンセプトは「学び」と「体験」、見学だけにとどまらない様々な仕掛けが用意されています。

エントランスには通常のブラックサンダーの約300倍の「スーパーブラックサンダー」がお出迎えしてくれます。
入り口もイスもブラックサンダー仕様。

先に進んでいくと、大迫力のプロジェクションマッピングで没入感を味わいながら製造工程を体感します。

もちろん実際に商品完成までの工程も見られ、こだわりや工夫などを知ることができます。

一方オープニング式典では、自治体から豊橋市アンバサダーならぬ“アンバサンダー”に任命される場面もありました。

3代目の河合社長は、企業の成長に地域の協力は必要不可欠だといいます。

有楽製菓・河合辰信社長:
普段から地元の人は我々を助けてくれる。我々は地元に対して貢献していく。相互の関係があることにより会社がすごく強くなっていく。

これまでも老舗和菓子店に飲食店、スーパーマーケットや鉄道まで、地域に根付く企業とコラボを展開。

今回の施設に設置された直営店にも、ブラックサンダーの詰め放題にアパレル商品など、地域限定商品が販売され豊橋でしか出会えない付加価値が提供されています。

有楽製菓・河合辰信社長は「豊橋=ブラックサンダーと言われるほどのブランド・菓子になりたい。それによりブラックサンダーのために、わざわざ地域外の人が豊橋に来てもらい、より、この地域が盛り上がる、そんなところを目指していきたい」と話します。

新たに完成した工場見学施設は5月27日に開業し、事前に予約をすれば無料で見学することができます。