大手回転寿司チェーンのスシローといちき串木野市のご当地ラーメン、まぐろラーメンがコラボしたメニューが誕生しました。
5月21日から全国で販売されるのを前に、20日、商品の試食会があり、頂いてきました。
すし店で提供されるだけに味の開発には苦労もあったようです。
どんぶりの中から姿を現したのはマグロの漬け。
そう、いちき串木野市のご当地ラーメンとして知られるまぐろラーメンです。
坪内一樹キャスター
「全国に展開する回転寿司のスシローは、各地のご当地グルメで地域を盛り上げたいとしています」
スシローでは、その土地の隠れた名産を楽しんでもらおうと、全国のご当地グルメとコラボする「ジモメシ」プロジェクトを進めていて、今回は第1弾の「青森味噌カレー牛乳ラーメン」に続く第2弾となりました。
まぐろラーメンは2002年、地域おこしの一環として開発されたラーメンで、マグロの頭と野菜を煮込んだ和風スープが特徴です。
これまでも地元のイベントなどで振る舞われてきました。
今回スシローのまぐろラーメンは、いちき串木野市にある「味工房みその」が監修。
「鹿児島ジモメシ鮪しょう油ラーメン」として販売されます。
一般的なラーメンより小さめのサイズで、甘からのタレで漬けにされたマグロが二切れトッピングされています。
坪内キャスター
「まぐろの漬けをいただきます。しっかり味がしみていて美味しいですね。串木野で食べるまぐろラーメンとほとんど味が変わらないですね」
監修した「みその」によりますと、スシローからのコラボの提案から商品化までに半年ほどかかったということで、店の味に近づけつつも、すしと一緒に食べることを前提にした味付けに苦労したそうです。
みその・勘場洋平社長
「味が濃くてもダメだし、薄くてもダメ。いいあんばいの味を作るのが大変だった。いちき串木野市が『食のまち』と言っているので、このラーメンをきっかけに盛り上がってくれれば」
一方、スシロー側は何故、まぐろラーメンとコラボしようとしたのか、次のように話します。
スシロー ジモメシ推進PRリーダー・福井ひとみさん
「マグロは自信のある人気商品になっているので、親和性はあると思っていた。一番(の理由)は、まぐろラーメンの誕生背景が町おこしで始まったという歴史があったり、地元の人に20年以上愛されるだったりと『ジモメシ』をやっていくうえでピッタリの商品」
坪内キャスター
「串木野の味が全国にPRされることを考えるとうれしいですね」
鹿児島ジモメシ鮪しょう油ラーメンは、21日から全国のスシローで43万食限定で販売されます。