6月24日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げが予定されているH2Aロケット50号機に搭載され、台風や集中豪雨の予測精度向上につながる観測衛星が報道関係者に公開されました。

南種子町の種子島宇宙センターで公開されたのは、H2Aロケット50号機に搭載される観測衛星「GOSAT-GW」です。

この衛星は海面水温や降水量などの観測による台風や集中豪雨の予測精度の向上や、二酸化炭素などの温室効果ガスの観測による気候変動の実態把握につながることなどが期待されています。

2001年から運用が始まり、打ち上げ成功率約98%を誇るH2Aロケットは、今回が最後の打ち上げとなり、今後、日本の基幹ロケットは約半分の打ち上げコストを目標としたH3ロケットに移行することが決まっています。

衛星公開に先立って行われた会見で、GOSATーGWの責任者はこれまでの苦労を振り返るとともに、打ち上げ成功に向けた思いを語りました。

JAXA GOSATーGWプロジェクトチーム・小島寧プロジェクトマネージャ
「(開発期間はコロナ禍で)お互い顔色を見ながら話すことができないので、そういぅった難しさがあった中での開発は大変だった。最終号機もきちんと打ち上げてもらうとうれしい」

「GOSAT-GW」を搭載したH2Aロケット50号機は6月24日、午前1時33分から午前1時52分の間に、種子島宇宙センターから打ち上げられる予定です。

鹿児島テレビ
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