京都市内で4月に水道管が破損して道路が大規模に冠水したことから、愛媛県松山市は、市が管理する水道管の緊急点検を5月20日から始めました。
京都市で水道管が破裂したのは、老朽化が原因と見られています。松山市の緊急点検の対象は、災害発生時に避難や物資の輸送に不可欠な緊急輸送道路の下に埋設されている約4キロの水道管。京都で破損したものと同じ「鋳鉄管」と呼ばれるもので、製造から約60年以上が経過しています。
職員らはまず、路面の亀裂などのほか、マンホールのフタを開け弁に異常がないかチェック。「音聴棒」という道具を管に押し当てて音に異常がないか確認しました。
公営企業局の職員:
「(漏水していたら)噴射音のような音がここに響いて聞こえてくる。聞こえるってことはこの近辺でなにか漏水があるっていう可能性がある判断をします」
松山市は「小規模なうちに発見して修理することが重要」としていて、点検を定期的に行い、維持管理に務めるということです。
松山市の点検は5月26日までを予定。今治市や宇和島市など5つの市でも5月末までに水道管が点検されます。
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